皆さんは、三木谷モバイル、いや、楽天モバイルをご存じですか?
数年前に登場して、現在契約者数をどんどん伸ばしており、勢いのある携帯会社です。
私も以前から気にはなっていたのですが、やっと重い腰を上げて自腹契約してきたので、使用感などを記録していきたいと思います。
そもそも楽天モバイルとは?
楽天モバイルは、既存の大手キャリアdocomo・au・Softbankに続いて自前の基地局で携帯サービスを提供するMNOとして登場し、当初は「使わない月は0円」などで非常に話題になりました。
今は0円とはいきませんが、大手と比較してかなり安い料金設定で契約者数もうなぎのぼりみたいですね。
わかりやすいワンプラン
大手キャリアの料金プランって非常に複雑で分かり難い部分がありますよね。
このプランを契約しても、特定の条件で高くなったり安くなったりと、おじいちゃんやおばあちゃんはちんぷんかんぷんになって「上手いことしといて」と言って高額プランにされるなどよく聞く話です。
しかし、現在楽天モバイルは非常にわかりやすいワンプランのみです。
その名も「最強プラン」という言い方はアレですが、中学生が考えたのかな?っていうネーミングです。
ただね、これが確かに最強なんですよ。
データの量に応じた段階制のプランなのですが、1ケ月で3GBまでに収めれば月額980円(税抜き)、3GB~20GBに収めれば月額1,980円(税抜き)、20GB以上は無制限で2,980円(税抜き)で利用することができます。
なので、20GB以上使ったとしても2,980円(税抜き)ポッキリでいいので、沢山データ使う人でも安心です。
大手キャリアの料金プランでデータ量を無制限で使った場合は、大体7,000円前後は必要なので、それを考えると非常に安いですよね。
また、音声通話についても非常に魅力的で、楽天Linkという専用アプリを使用することが条件とはなりますが、基本的にいくらかけても何分電話しても通話料は発生しないんですよ。
※アプリを使用しない場合は22円/30秒
大手キャリアでは音声通話無料OPとして別料金で用意されていることが多く、先ほどのデータ通信と合わせると簡単に1万円近くになってしまいます。
なので、楽天の料金は破格といっても過言ではありません。
契約した目的
ちなみに今回契約した目的は3つあります。
元々私は家の固定回線兼外出先での回線として「Wimax」を契約していました。
「じゃあWimaxのままで良くない?」と思われそうですが、実はWimaxを契約したのは、キャッシュバックがあったからというのと、後で出てくるモバイルルーターが欲しかったからなんですね。
いつWimaxを解約してもいい状態となった
Wimaxのキャッシュバックを受け取るには、一定期間契約を継続しておく必要があったのですが、この度その期間を満たしたので、キャッシュバックを受け取れました。
なので、いつでも解約して大丈夫な状態になったんですね。
通話料無料のかけ放題回線が欲しかった
二つ目が、通話料無料のかけ放題回線が欲しかったというのが理由ですね。
通話料無料になるアプリはいくつかありますよね?
代表的なものが「LINE」でしょうか。でもあれって相手もLINEを持っていないと通話できませんよね?
なので、通常の電話として使うにはいささか使い勝手が悪いのです。
レストランを予約しようとしてもLINEでは無料でできないわけです。
しかし、楽天だと専用アプリを使用する条件付きですが、相手の環境に関係なく通話料無料になる回線が付いてくるのです。
※元々通話料が必要なナビダイヤルなどは例外
なので、レストランにも予約の電話ができるし、お店とかにちょっとした問い合わせも無料、役所とかにももちろん電話することが可能です。
これが契約しようと思った二つ目の理由ですね。
単純に試してみたい
3つ目の理由は、単純に試してみたかった。
現場からは以上です。
楽天モバイルのエリアの話
通信速度とか気になる方は飛ばしてもらっていいのですが、肝心なエリアの話をしておきます。
楽天モバイルの人口カバー率は99.9%とほぼ全国繋がることになっています。
しかし、これには少し魔法が掛かっていまして、厳密にいうと楽天の自前設備だけでは99.9%は実現できていないのです。
じゃあなぜ99.9%となっているのかというと、大手キャリアの一つであるauから設備を一部借りているのです。
具体的には、auから800MHz帯の電波を借りており、これはパートナー回線と呼ばれています。
これの合わせ技で人口カバー率99.9%になっているんですね。
昔は、ほとんどauにおんぶにだっこで、楽天の自前回線にほとんど繋がる事はありませんでしたが、今現在は設備を増強して割と自前回線に繋がるようになっており、大体の都心部であれば問題ないレベルになっています。
しかし、山間部などではまだ自前回線は少ない傾向ですね。
そして、通信速度もauパートナー回線よりも、自前回線のほうが圧倒的に早いので、できるだけ楽天回線に繋がる事が重要なのです。
自前回線とパートナー回線がどれぐらい違うかは通信速度の検証で見てみたいと思います。
気になる通信速度
ということで、安いで噂の楽天モバイルですが、肝心の通信速度がどうなのかという話ですよね。
結局スピードが遅かったりしたら、安かろう悪かろうで全く魅力はありませんから。
平日昼
まずは他の格安SIMで鬼門となる「平日昼」ですね。
平日のお昼、つまり12時~13時の間は、多くの会社で休憩時間に設定されていることが多く、一気にプライベート携帯を触る人が増える時間です。
なので、そこら辺の格安SIMだと「昼の時間帯はめちゃめちゃ遅くなる」というのがよくある話です。
さて、実際はどうなのか????
結果は約40Mbps前後となりました。
※左の画面内の「Serving PLMN (440-11)」と「LTE RRC」のところにある「BAND:3」が楽天の自社回線に繋がっていることを示しています。
個人的には、正直あまり期待していなかったので、この結果にはびっくりしています←
せいぜい10Mbps程度かなと思っていたので(;^ω^)
ちなみに以前私が使っていたWimaxの速度も載せておきます。
※Wimaxは「Serbing PLMN(440-51)」
モバイルルーター界では割と老舗のWimaxでも平日昼はこのぐらいしか速度が出ません。
ほとんど楽天モバイルと同じですよね。
そして両者を見る中で気になるのはPingの値です。
この値が小さいほうが要はレスポンスがいいということになるのですが、wimaxよりも楽天のほうがいいのです。
なので、インターネットで検索したりするときも、楽天のほうがややキビキビ読み込みが早い可能性が高いですね。
平日夜
もう一つ、平日の夜の時に計測した値も貼ってみます。
なんと90Mbpsという結果が出ました。
これ一昔前の光回線でも出なかった速度ですよ(笑)
全然このぐらいの速度があれば家の固定回線代わりにも使えますね。
ちなみに例のパートナー回線に繋がったときの速度はこちら。
やはり楽天回線よりはスピードが遅くなりますが、サイトの閲覧やYoutube1080pも見れるとは思います。
楽天Linkは少し使いにくいかも?
通信速度は十分使い物になることがわかりましたが、もう一つの目的である通話はどうでしょうか?
楽天は専用アプリである楽天Linkを使用することで、どこでもかけ放題になりますので、どんな使い勝手なのかを見ていきたいと思います。
※ナビダイヤルなど一部は適応外です。
アプリを起動するとこんな感じ
一応操作感は普通の電話アプリと変わらないので、そこまで難しいことはないですね。
あと、既存の電話帳をインポートすることもできるので、移行も簡単です。
でもなんか違和感ありませんか?ありますよね?そう思いますよね?絶対そう思いますよね?
そうなんです。
めちゃくちゃ広告出てくるんです・・・
これ公式アプリですよ。どこの公式アプリがめちゃくちゃ広告付けるんですか(笑)
ちなみにダイヤル画面とSMS画面がコチラ
どの画面にしても広告がめちゃくちゃ付いてきます。ホーミングしてきます(笑)
守護霊ぐらい付いてくるのでなかなか振り払うのは難しそうです。
なので広告にさえ目をつむれば問題ないでしょう。
ちなみに極めつけは、電話切った後に一定の確率で広告が表示されます。
無料を実現するためにはここまでしなければならないのかと感じました。
世知辛い~
気になる音質については、やはりOS標準アプリよりも少し悪いですね。
これは楽天Linkが使用しているシステムの都合上ではありますが、VoLTEになる前の音質といったところでしょうか。
ただ、通話でハイレゾ音楽を聞くような変な人もいないと思うので、十分意思の疎通がとれるこれぐらいで十分です。
総評
さてさて楽天モバイルの使い勝手などを見てきましたが、通信速度に関しては非常に満足できるレベルですね。
平日昼間でも全く不自由することない速度が出ていましたし、レスポンスももんだいありませんでした。
夜に関しても快適そのもので、「繋がりにくいな」と感じることもありません。
楽天Linkアプリの広告が非常に多すぎる点が難点ですが、まぁ慣れれば都住めば都ということで気にならなくなるかも知れません。
あとは、これからしばらく使ってみて、屋内での繋がりやすさや、移動時の通信状況なども確認していきたいともいます。
一番や建物内ですかね。そこさえ不満でなければ長く付き合っていけると思います。
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